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メインはリブアイのステーキ。七面鳥は先週作ったのが残っているのでなし。
付け合わせにマッシュルームのソテー、マッシュポテト、インゲンのロースト、
にんじんのロースト、そして、南部料理「カラード・グリーンズの煮浸し」。今回はこれがハイライトでした。
カラード・グリーンズは冬の野菜で、大根の葉のようなものです。育てやすいようですが、ひどく硬いので黒人奴隷が主に食べたらしい。
黒人が工夫して長時間煮ておいしく食べるのを見て、白人の旦那衆も奴隷の料理人に作ってもらって食べるようになった。そういう食べ物がチャールストンだけではないけれど、米国南部にはたくさんあります。
南部でも「貧しい人が食べるものだから」と言って口にしない古い世代の白人はぽつりぽつりいますが、ままはそれこそが地域文化だと言って、好んで知りたがります。ぼくたちもです。
さて、カラード・グリーンズの煮浸しはまさに郷土食。ニューヨークのレストランでは絶対に出ませんが、南部の家族経営の食堂やチェーンレストラン、バーベキューハウスの多くのメニューにはあります。
それがほとんど、豚のお出汁に塩胡椒で煮たものです。長時間煮ると、鰹出汁に薄いお醤油味とよく煮た味になります。
ままはもともと煮浸しがあまり好きでなく、歴史のためとはいえこの料理はあまり好きになれないと思っていたようです。
幸い、この「お酢と砂糖」を加えた珍しいレシピに出会ってすっかり気に入り、今はこればかりです。
次の課題は本式の材料で作ること。いつもうちではベーコンとハムを玉ねぎと一緒に煮込んで出汁にしますが、本来はハムでなく、豚の骨付き膝肉や首肉を使います。関節のコラーゲンとかが美味しいのかな。
となると、そういう特別な豚肉をたくさん扱っているスーパーに行かなければなりません。わくわくします。
そういうスーパーへ目的なしに行くと、どの部分や骨や関節をどう使っていいか全然わからず、肉売り場の写真だけ撮ってすごすご帰ってくる羽目になります。
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感謝祭のご馳走を作りました。感謝祭の食べ物を写真記録にするのは初めてです。
ぼくたちは日記をつけているので、いつもはそれだけでした。
SDは作ったものの写真とコメントが同時に残せるので、便利で楽しいですね:)
#感謝祭 #アメリカ料理 #カラード•グリーンズ #米国南部料理
今回は家族だけだったのでこれだけとパイ2種類で十分でしたが、30人ぐらい来るニューオーリンズの親戚の家では、肉だけで4種類ぐらいドーンと出ます。野菜、甘いお芋のキャセロール、前菜、マカロニ&チーズ、ダーティーライスという茶色いピラフなど、やはり20種類ぐらい、みんなで持ち寄って。家全体が即席のバイキング会場みたいになります。
クリスマスのご馳走は、豪華と言っても、感謝祭とほとんど同じ品目だと思います。七面鳥が豚がメインで、たまに高価なカモやキジ、鹿が加わったりするんでしょうね。
デザートもパイがメインなところが同じです。
私たち女性は時々フランス風に「ブッシュドノエル」を買ったり作ったりしたくなりますが、男性はまずパイだと思います。
ただ、感謝祭は世俗の行事で、宗教に関わりなく一緒に集まって食べるだけなんです。一方、クリスマスはもともと宗教行事ですよね。だから、25日にプレゼントを開けて、行く人は教会へ行って、救世主の降誕を祝って、家で大きな食事、とアクティビティーがいくつもあるのだと思います。
だからクリスマスの食事は、最初から最後まで同じテーブルで食べるのでなくても、子供も大人もそれぞれのお皿に食べたいものを取って好きな部屋や庭でぶらぶらしたり数人で固まって食べたりできたりするお宅もあるようです。