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手料理
  • 2025/09/29
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【本日の俺飯】

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【本日の俺飯】ごまわかめニンニクふりかけ&鮭塩焼き弁当だZE!

東京から友人がやってきた
学生時代からの親友である。思い返せば、通学していた頃から私が結婚するまで、ほぼ毎日のように顔を合わせたり、電話をしたりしていた。お互いの家を行き来し、街を歩き、あちらこちらへ遊びに出かけ、映画を観て語り合い、時には真面目な議論をし、くだらないバカ話をして大笑いし、時にはケンカもした。そうした数え切れないほどの体験を共にしてきた、かけがえのない親友である


社会に出て仕事に追われ
それぞれの生活環境が変化していく中で、自然と会う機会は減っていった。私が長野に移住したこと、彼が東京での仕事に忙殺されていたこと、さらに私自身が子育てに追われていたことも重なり、長い間、会うどころか連絡すらほとんど取れない状態が続いていた。それでも昨年あたりから少しずつ、ぽつりぽつりと連絡を取り合うようになり、東京で一緒にご飯を食べたり、一杯やったりと、また昔のように時間を共有できるようになった。そして今回は「じゃあ長野にも遊びに来い」と私が声をかけ、彼がようやく重い腰を上げてやって来てくれたというわけだ


彼がこちらに来るのは
およそ25年ぶりになる。もっともその時は、私は今とは別の場所に住んでおり、子どももまだ小さかったため、観光という観光をすることはなかった。だから今回の訪問は、実質的に初めて長野を巡る旅のようなものだ

佐久穂町
臼田
小諸
上田
長野
須坂
高山村
小布施町
飯綱高原

通常の観光コースではあまり回らない、ややマニアックな場所を中心に引きずり回した。普段の旅行者には縁のない土地かもしれないが、むしろそうした土地こそが面白い。友人も興味深そうに眺め、時に感嘆の声を上げながら歩き回っていた。もっとも、あまりに詰め込みすぎたため、昨夜別れを告げた時にはお互い疲労困憊で、私は帰宅するや否やそのまま眠りに落ちてしまったほどだ


そんなこんなで迎えた今朝、気力を振り絞って用意した弁当のメニューは以下の通り

①鮭の塩焼き
②玉子焼き 鶏そぼろ入り
③唐揚げ
④シウマイ

①鮭の塩焼き
業務スーパーで購入した冷凍の切り身を使用した。以前は弁当用の小さくカットされたものを使っていたが、量が多すぎて使いきれず持て余していた。その点、今回のものは大きな切り身でやや扱いづらいものの、切り分ければ問題なく使えるし、数も少ないので使い切るのが容易である。魚焼きグリルの後片付けは確かに面倒ではあるが、焼き上がりはなかなか上出来で、満足のいく仕上がりに


②玉子焼き鶏そぼろ入り
これはいつもの定番である。鶏そぼろを加えて焼き上げた玉子焼きは、甘さが際立ち、実にご機嫌な味わいとなった。弁当に入れる玉子焼きは、これくらいしっかり甘いものでなければいけない、と改めて思う。やはりこの甘さがあるからこそ、他のおかずとのバランスが整うのだ


③唐揚げ
こちらも業務スーパーの冷凍唐揚げを使用。オーブンに放り込んで20分ほどで、ふわふわでぷりぷりとした食感がよみがえる。冷凍食品ながら、侮れない美味しさである。これはあまりに美味しいので、明日も弁当に入れることに決めた


④シウマイ
昨夜西友で購入した、赤い箱に入った119円のシウマイである。見た目からして、どう考えても崎陽軒のシウマイを模した品だろう。だが「パチモノ」と侮ることなかれ。これがまた安くて美味しい。小さく扱いやすいサイズで12個入り。今回は4個を弁当に詰め、残りは朝食に回すことにした。気楽に使える優秀なおかずだ


さらにご飯には
先日ドンキホーテで買ってきた「ごまわかめニンニクふりかけ」をかけた。これが実にうまい。ごまにニンニクを効かせ、乾燥わかめを加えただけのシンプルなものだが、白飯と合わせると最高の相性を見せる。ごまとニンニク、どちらも単体で美味しいが、この二つを組み合わせるという発想はなかった。食べてみると驚くほど調和していて、「美味いものと美味いものを掛け合わせた結果、さらに美味くなる」という典型例である。こうした新しい発見を与えてくれるあたり、ドンキホーテはやはり侮れない存在だと感じた


同じ歳で出会ったのが二十歳の頃
今年で実に三十九年の付き合いになる。前述のように長いブランクはあったものの、会えばすぐに元通りの関係に戻る。立場や環境は変わった。年齢を重ねた分、少し頑固になったり、性格が歪んだ部分もあるだろう。しかし本質は変わらない。会話を重ねるうちに、私は彼から本当に大きな影響を受けてきたのだと、改めて実感した


人生のある時期
長らく連絡が途絶えてしまうことは珍しくない。しかしそれを再び繋ぎ直せるのは、やはり本物の友情があるからこそだ。すぐに会える距離にはいないが、だからこそこれからも大事にしていこうと思う。人の縁というものは、意識して守り続けなければ簡単に失われる。けれど守り続ける覚悟さえあれば、時間を超えても再び蘇る。今回の再会は、それを強く教えてくれた
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