2016年02月01日

衝撃!「料理上手になったと勘違いするほど美味しいみりん」はそのまま飲んでもウマかった!

みなさんの台所に「みりん」はありますか? 恥ずかしながら私の場合、ある確率は半分くらい…。

塩や醤油のように、切れているのに気がついたら仰天して買いに走るほどじゃない。
砂糖、もしくは日本酒、あるいはその両方で代用できるイメージでした。

ところがある時、友人宅で出されたとても美味なドリンクの中身を聞いたところ、「本みりんのソーダ割」というではありませんか! 

あのみりん??? 
煮物に使うあれ?? 
思わず吹きそうになりましたが、そういえばみりんはもともと、甘口のお酒として江戸時代に、主に女性に愛飲されていたと聞いたことがあります。

あまりにもおいしかったので、さっそく友達が愛用している「三州三河みりん」の製造元、角谷文治郎商店さんからサンプルをお送りいただいて、私も試してみることにしました。

飲むだけですごい!調味料というより、高級リキュールかメープルシロップ!?

まずは、小皿にスプーン1杯くらいを出してなめてみました。
みりんの味のイメージは単に「甘い液体」だったのですが、顔を近づけるとメープルシロップのような、リキュールのような香りが広がってきます。
そして口に入れると、その香りの後に上品な甘さがじんわり広がる…。

調味料なのにスプーンでずっと舐め続けたい、そんなおいしさです。
ラベルの横の説明によると、みりんって500年も前から甘い高級なお酒として醸造されてきたものなんですね。知らなかった。
さらに調べていくと、みりんには「本みりん」のほかに、酒税をかけられないための「みりん風調味料」と呼ばれるものもあって、これは製法が全く別物なのだとか。

それに本みりんも最近は工業的に40日~60日で完成させるものも多いそうですが、この三州三河みりんは昔ながらの製法そのままで作られていて、醸造・熟成期間はなんと2年もかけているんだそうです。

だから、高級ブランデーのような、複雑でまろやかな甘さと深い香りが生まれるんですね。

割るだけですごい!炭酸で割るだけで、下戸の人にもおすすめの、アルコールほんのりドリンク!

まずは基本。炭酸水で割り、レモンを浮かべて飲んでみました。
後をひく上品な甘味。
濃さにものりますが、アルコールはほんのり感じる程度で、これなら下戸の方でもおいしく飲んでもらえそう。

漬け込んですごい!生姜の千切りでドライジンジャーカクテルも美味い。


製造元の株式会社角谷文治郎商店さんのHPを見ると、ドリンク・カクテルメニューもたくさんあります!
その中から、「ドライジンジャーカクテル」というのを試してみました。
といっても三州三河みりん100ccとしょうがスライス30gを密封ガラス瓶に入れて3~4日ほど漬け込むだけ。

私はすぐに飲みたいので、千切りにして、翌日飲んでしまいました。

これは…本格的なジンジャーエールの味!しょうがの辛みと、三州三河みりんのコクのある甘味が合う! 


お酒っぽく飲みたい時は、ホットにするのがおすすめです。

アルコール分が強く感じられて、甘目のホットワインのような感じ。すごーーくあったまります。

もちろん料理でスゴイ! 砂糖で煮るのと味も香りも照りもまったく違う!

この調子で飲んでいるとあっという間になくなりそうなので、お料理でも試してみることにしまいた。

HPを見ると、みりんの効用のひとつに「照り・つやを出す」というのがあるそう。

「みりんの複雑な甘み成分が、加熱されることで膜を作ります。 砂糖の倍近い照り・つやを出します」

そこでまずは蓮根のきんぴらから作ってみました。

三州三河みりん大さじ1と、同量のお砂糖で比較(お醤油も同量)。

蓮根をごま油で炒め、お砂糖とお醤油を各大さじ1ずつ入れて煮詰めます。
同様に三州三河みりんで作ってみたところ(写真左)、同じくらいの火加減なのに、煮詰まり方がゆるやかで仕上がりも美しい。
見た目では微妙に違う程度ですが、味はまったく違いました!

砂糖のほうはガツン!とした強い甘味が最初に来ます。
でも三州三河みりんを使ったほうは、みりんと醤油しか使っていないのに、なぜか複雑な味わいがあり、甘味はマスキングされているような…。

砂糖の甘み成分がショ糖1種類のみであるのに対して、みりんにはブドウ糖など何種類もの糖が含まれているのだそうですが、そのせいでしょうか。

煮崩れにくいから、料亭の煮物みたいな仕上がり!

みりんには「煮くずれを防ぐ」という効果もあるそうです。そこでサツマイモのレモン煮を、やはり砂糖と比較して作ってみました。
味付けは砂糖、三州三河みりんと、同量の水、レモンだけ。こちらも照りは同じくらいですが、煮くずれにははっきりした差が出ました。
同じ時間煮た結果、砂糖のほう(上の写真)は皮の部分が浮いて軽く煮崩れているのに、三州三河みりんで煮たほうはまったく煮くずれがありません。
味も、砂糖のほうはやはり甘味だけが強く感じられたのに、三州三河みりんのほうはレモンの酸味と甘みがよく調和し、見事に「上品な煮物」になっていました!
Snapdishの料理写真:ホッケ味醂干し♡
ホッケ味醂干し♡
ポイント
スーパーでも秋ホッケをよく見かけるようになりました♡ 大好きな味醂干し紹介★(自己流なのでたぶん正解では無いですが美味しいのでぜひw)

材料
ホッケ  醤油  酒  味醂  白ごま  など
本みりんをお魚に使う人が多いのは、「香り・マスキング」効果ですね。
アルコールが蒸発する時、材料の奥にあった生臭みの成分まで一緒に抱えて蒸発するのだそうです。
これなら、青魚嫌いの人でも大丈夫かも。
Snapdishの料理写真:🍄エノキの梅味醂あえもの~🎵
🍄エノキの梅味醂あえもの~🎵
yblueadidas103 こんばんは😃🌃 すごく、簡単なエノキ料理です。 梅干しは 多めが おいしぃ。😊 私はハチミツ梅干しを使ってます。 普通の梅干しは 酸味が強いから 量はお好みで。 つるんと食べれて さっぱり~❤
材料
えのきだけ  梅干し  みりん  醤油  など

金平の時も感じたのですが、みりんには、他の調味料の突出した味をうまく丸める効果があるようです。

SnapDishユーザーからも「料理上手になった勘違いしちゃうくらい美味しいみりん」とコメントが!

Snapdishの料理写真:三河みりん
三河みりん
yossy443 料理上手になった?勘違いしちゃうくらい、美味しいみりん。(*´∀`*)ノ
「料理上手になった勘違いしちゃうくらい美味しいみりん」
ほんとにそのとおり!
お料理上手の方の間では、有名なんですね♪
『砂糖不使用、菌美女の「本みりん」レシピ』(菌美女著/主婦の友社刊)によると、日本古来の伝統技術で作られた本物のみりんには、老化防止、がん抑制にもつながる抗酸化作用や、血圧上昇を抑える成分も含まれているそうです。

でも昔ながらの製法を守るのは本当に大変で、今はとても稀少なのだとか…。

三州三河みりんは、特別栽培のもち米を自家精米し、焼ちゅうも自社蔵で仕込んだものを使っているそうで、それも安心だと思いました。
※この記事は、編集部が気になった食品メーカー様にお願いしてサンプル品をお送りいただき、自発的に掲載している記事となります。とりあげてもらいたい商品、気になる商品がある方は、ぜひお問い合わせよりご連絡ください。なお、記事化の保証はいたしておりませんので、あらかじめご了承ください。
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