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最近の保育園の帰り道のお約束。バイバイと手を振ったあと、先生やお友達とパチンとお手手を合わせてから部屋を出る。玄関で靴下を履かせろと座り込み、そのあとは靴箱から自分の靴を取り出して、また履かせろと座り込む。
保育園を出ると、お散歩中のわんこたちを「わんわん! わんわん!」を指差しつつ、石を拾ったり、それを排水溝の穴に落としたり、縁石に乗ったり降りたりしながら、ダラダラと前進。
家の前の通りまで来ると、井戸端会議中のおばさまたちに「あらあら、おかえりなさい」「かわいいわねぇ」と囲まれ、人見知り気味の娘は微妙に距離を取りつつ、バイバイと手を振ってお愛想。
そうこうするうちに、学童から帰ってきた息子の姿が道の向こうに見えてくる。「にいに来たよ」と言うと、娘は嬉しそうに走っていって、息子と手をつなぐ。母さんとは一向に手をつなごうとしないのに、息子には自分から手を差し出すのはなぜなんだろう。そのあとは三人で手をつないで、家まで辿り着く。そこからは寝かしつけるまで慌ただしくバタバタ過ぎていく。
子どものいる家庭の、なんでもない、よくある光景だろう、と思う。でも、一日の中で、この時間がとても好き。こんな毎日がこの先もずっと続くわけではないってこと、わかってるからかな。子どもたちが可愛くて可愛くてたまらなくなる瞬間。
私がもっともっと歳を取って、子どもたちも手を離れて、手だけでなくて家を離れても、たぶん、夕暮れを見るたびにふと思い出すのだろう。甘くて切ない懐かしさとともに。