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モンタルチーノの北東部に1993年創業のワイナリー
もともとモンタルチーノの北東側に約50ヘクタールの土地を所有していたソラリアが本格的にワイン醸造をスタートさせたのは1993年でモンタルチーノの中では比較的新しいワイナリーです。 約8ヘクタールほどのブドウ畑と7ヘクタールのオリーブ畑は標高300~から350メートルのなだらかな傾斜で栽培に恵まれた環境です。かつ、畑は全てカンティーナに隣接しています。
日当たりの良いこの土地は「ソラリア」の名前の起源に相応しい場所です。粘土質に砂質、ガレストロが混ざった土壌の畑には、平均樹齢25年程度のブドウが植えられています。
パトリシア女史栽培から醸造の全てを取り仕切る「パトリシア チェンチオーニ女史」
オーナーであり、醸造家であるパトリシア チェンチオーニ女史は、二人の娘の優しい母親でありながら、祖父の畑を引継ぎ、栽培から醸造までワイン造りのすべての仕事を取り仕切ります。常に穏やかで柔和なまなざし、決して多くを語らない彼女は、ブドウのポテンシャルをしっかりと引き出すという「基本的で最も大切な行程」を実に丁寧に、かつ妥協せずに集中して行なっています。
セラー「余計な事はなるべくしない、ブドウの力を信じて待つ」
畑を知り尽くした彼女は、畑の区画ごとに葡萄を仕込み、熟成期間の1年目には液体の状態をチェックしながら、大樽やバリックの旧樽を使い分け、熟成させています。2年目以降は樽にはほとんど触れず、ひたすら熟成を待ちます。 樽の中での状態のより良いものをブルネロとし、更に熟成させていくという考え方です。余計な事はなるべくしない、ブドウの力を信じてワインを造っています。パトリシアをはじめ、ほぼ全員が女性のスタッフであり、女性らしい心配りが随所に感じられる造り手です。
畑ブルネッロ協会の初代代表を祖父に持つ偉大なDNAを引き継ぐ
パトリシアの祖父、ジュゼッペ チェンチオーニ氏はブルネッロ「カパンナ」を立ち上げ、ブルネッロ協会の初代代表を務めた人物で、パトリシアも6歳から「カパンナ」で畑仕事にあたる等、モンタルチーノワインの偉大なDNAをしっかりと受け継いでいます。栽培に関しては1ヘクタールあたり4,000本の樹をコルドンギュイヨ仕立てで栽培しています。
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