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話は息子に戻ります。
小4になり、ご迷惑をおかけしますと習い性のように挨拶する私に担任が
「困った子ではありませんよ、困っているお子さんなんですよ」
と言い、どうしたら困り事を減らせるか考えましょう、と言ってくれました。
思わぬ言葉に号泣でした。
気が散らないよう座席は前列指定。
用具は机の中に全てしまう。
認識視野が狭く、感覚過敏な息子に、いきなり肩をたたいたりせず、正面に回って話すように同級生に頼みました。
学年が上がると学習用具が増えていきますが、無くすことを怒らない、無くして困る状況をどうしたら減らせるか、を考える
体操着も習字道具もW買いです。
タイマーで時間管理をし、鍵はカバンの数だけ用意しリール付きの紐でくくる。
付箋でタスクを張り出し、終わった順にはがす。
いろんな工夫を本を読んだり、学んで、学校と相談しながら進め、環境が安定してくると成績も向上。
勉強って、子どもの状態が整って初めてできるようになるのですね。
討論や思考力、協調性は難しい部分ですが、テキストという文字情報からの反復練習で成績を伸ばせる中学受験は彼に合っており、希望がかないました。
ノート提出など内申が必要な高校受験は、彼の場合難しかったと思います。
なんといっても一番のサポートは周りの理解と支援だと思います。お世話してくれた女子達には感謝ばかりでした。
私もしっかり者の学童副会長に支えられ、仕事では先輩にフォローしてもらい、家庭には夫と長男がいます。
「サザエさんに出てくる花沢さんのようなお嫁さんなら安心なのに」
と私が息子に言ったら、返ってきた答えは「え。やだ。しずかちゃんの方がいい」。
ふむ、そこは男子だな(笑)
ここまで長い長い話を聞いて下さり、本当にありがとうございました。
企画してくれた4人に心から感謝します。
まだ思春期の告知など、先は生き難しさは続くのでしょう。
「みんなちがってみんないい」と 「こいつ違ってなんか変」はわりと隣り合わせだなと今でも感じてます。
それでもこんな私達親子を温かく見守ってくれるペコリファミリーの皆さん。クリップ、ペコリの一つ一つが応援として伝わってきました。
ありがとう。
#おかし・デザート