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手料理
  • 2015/08/12
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【真空調理 】科学的ステーキ

レシピ
作り方
1
肉を室温にもどす。
肉に塩、胡椒をふり、ジップロックに入れて空気が入らないように封をする。
2
鍋の湯を60度にし、肉を投入。
60度をキープするように、火加減を調整する。
→30分

3
60度で調理した肉を熱したフライパンに投入。
表面に焼き色をつける。

ポイント


美味しいステーキを焼くためのポイント
・肉は中心温度が"60度~65度"の温度になるように火を入れる
・肉の表面を155度以上に熱し、香ばしい香りをつける


◼︎裏付け
[肉に火入れをする3つの目的]

①殺菌
殺菌に関する温度と時間の相関性は以下の通り。

[温度]   [状態]
38-40度・かなり増殖する
40-60度・徐々に増殖する
60度以上 ・5-10分で死滅する
100度  ・数秒で死滅する

[60度以上の温度で10分以上加熱]すれば細菌は死滅する。
100度でなくても殺菌は可能、というのがキモ。

②タンパク質の変性による食感(弾力と歯切れ)

タンパク質の熱による反応
50度:ミオシンが変性を開始
→弾力、歯切れの良い食感に変化
56度:コラーゲンが変性を開始
→超硬質のゴムのような食感のコラーゲンがやわらかいゼラチン質になる
60度:肉の色が変色し始める
66度:アクチンが変性を開始
→熱が加わって収縮することで、水分を排出してしまう。

③メイラード反応
肉の表面を155度以上に熱することで、茶褐色に色づき、香ばしい香りをつける。



みんなの投稿 (2)
がっつり、赤身肉たべたー
料理は科学です。
中まで火が入った、レアのステーキ、完成。
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