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世界の食を学ぶ我が家の食卓。

インドもそうですが、もちろん台湾やイタリアやフレンチや
中華やロシアや欧米などや中近東料理などもですが
ちゃんと洋食に和食に日式海外料理もです。
日本の行事食は大変手間暇を必要といたしますので
これらも子供に残せる、親からの教養と考えており
私自身は大切にしていることです。

料理の教養とは、発想を生み出す能力に左右される物ですし
そこにあるだけのものでどれだけ、美味しいバラエティある、食を生み出せるか。
そして教養で得た知識で、買い付け時もその器量が発揮されるものです。
これは現代の若い人が失いつつある能力だと感じております。
あまりにも経験の幅が少ないと
そもそも発想する幅も狭いもので。
臨機応変にその場での対処などもできないから
災害時などでも実力が出やすいのだと
阪神淡路大震災の全壊被災者としての視点で、そう思うのです。それはまたの機会で、書こうかなと思っているので、さておき。
日本はすでに欧米化の食文化に、どっぷり浸かっております。
料理のレベルが昭和(成長期)の食卓に、比べて非常に質素になりました。
とても便利な安い外食も多く、自分で料理するよりも安くて美味しいということが原因だと思います。
料理と自炊はまた違うので、物価高騰で自炊は安いけれど、料理の方が高くなる場合も多いですしね。
料理を楽しむよりも生活としての食事のほうが、需要が多いので
グルメでも『家庭料理』が大人気ですし、ファミレスや回転寿司やファストフードが多いのも頷けます。
刺激か甘みか塩気か。脂か油か。
これが一番、求められる食なんだなと、分析すると面白いのです。
ですが、子供の頃の味覚で、文化人として大人となり楽しめる幅が違う差が、大きい事実があるので
我が家ではどんどん挑戦させております。それだけ教養をつけることができるということです。
教養とは教育があってこそその上にあるので、文化人としては嗜みを覚えると、豊かな感性を持てるはず。
ただ習い事で身につけれるものでもなく、お金を払っても身につけれるものではないのは、親がどれだけそれを伝えられるか。

大切にしていきたいことです。
美味しい食卓で学ぶ教養は、必ず役に立つものです。
人間性が面白く惹きつける力のある人は、必ず教養があるからです。
つまらない大人が増えたなと、今の子供たちでも教養を身につけている子供は、思うそうです。
引き出しをいっぱい持っていれば、驚くほど感心する知恵と知識でワクワクさせられるのも、料理だと知っていただけると幸いです。

料理研究家 指宿さゆり
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