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ある晩、娘は先に寝ついて、息子と二人で布団に入りながら、おしゃべりしていた。なんの話からだったか、「娘ちゃんが産まれてから、変わった?」と聞くと、「変わった。すごく変わった」と息子。「寂しい?」 と聞くと、「寂しい」と言う。「妹ちゃんは怒られないのに、おればかり怒られるんだもん」と言う。
あぁ、そうだろうなぁ、と思う。息子一人ならそう強く叱らなくてもいいのに、なんでも真似する娘がいると、ちょっとした行動をむやみやたらと叱ってしまう。息子の言葉を聞いて、私の子どもの頃を思い出して、切なくなってしまった。私も弟に対して、「なんで私ばっかり」と思っていたなぁ、と。
そうとはわかっていても、瞬間的に頭に血がのぼる私としては、叱らないのは難しい。そんなのダメだと頭でわかっていても、難しいものは難しい。だけど、もっと息子に目を向けることはできなくなさそうなので、もっと一緒に遊んだらどうか、と考えてみる。
そこで、二年生にしては幼い息子に「戦いごっこしようか」と言うと、「うん!」と嬉しそうで、そうこうしているうちに娘も参戦し、いつの間にか息子と娘は一緒のチームになって、母を倒す作戦を練っている。最近娘のことなんてそっちのけだった息子が娘にとても優しく接しているのを見て、「あぁ、ごめんねぇ」と思う。
「親から大事にされている」「親が見てくれている」という感覚って、子どもの心にどんなにか必要なものか。自分が子どもの頃は知っていたことのように思うのに、いつの間にか忘れてしまう。息子がもっと生きやすいように生かしてやりたいのに。子育ては、ここからまた、もっと難しくなる。