粕汁☆焼きいなり

☆粕汁
今日は去年の1月に亡くなった母の85歳の誕生日です。
角田光代さんが「彼女のこんだて帖」という作品のあとがきに、お母さんが亡くなられて、お母さんが作ったものはほとんど作れるけれど、ハナから放棄しているものがあってそれはおせち料理だと書いています。

私にとってそれは粕汁です。
私が食事の世話をするようになっても粕汁だけは母が作っていました。
だから母っが作った最後の料理は粕汁です。
そして母が亡くなって2度目の冬、粕汁が食べたいけれど、作り方がわからない…
一生懸命料理本を開いて作ってみました。

少しずついろいろ調整していったのでレシピはわかりません。
でも材料は母と同じ、鮭、大根、人参、こんにゃく、揚げ、長葱です。
母がやっていたように鮭のカマで出汁をとってみました。
母の味に近い、でもちょっとどこかが違う粕汁ができました。

☆焼きいなり
普通の白いご飯にポン酢とちりめんじゃこを混ぜ、油揚げに詰めてフライパンで油をひかずに焼くという極めてシンプルなお稲荷さんです。
お冷やご飯でもOKです。


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