うな丼 大衆鰻料理店　うなぎ家 愛知県尾張旭市

うなぎ家
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Unadon: Grilled Eel Rice Bowl

お昼の外食。うなぎ家。尾張旭。
去年の春、いよいよコロナが市井にまでおし寄せ、まさに緊急事態宣言が発令しようというころに開店したお店。逆風も逆風のなかと思うが、あれから一年以上よく持ってくれている。ありがたい。

見ての通りのシンプルなうな丼と、当地の名物ひつまぶし、それから肝吸いなどを置いている。
半端なうなぎ料理屋にあるような、刺身とか、天ぷらとか、雑多なものを排除してうなぎだけで勝負しようという心意気は小気味良い。

特筆すべきはコスパで、写真のうなぎ丼（いちばん安いやつだ）が1,200-。日常のランチとして安いとは言わないが、今日はちょっと良いものを食べて午後、明日と頑張りたい、なんてときに行きやすいお値段だ。
つまり、ご馳走とか贅沢とかのヨソイキでなく、日常のお昼の延長で十分いただける。
それでいてうなぎは旨い。しっかり脂がのったよいうなぎを、上手にカリッと焼いてくれている。
うなぎの焼き加減は難しいものだ。カリッに行きすぎて全体がガチゴチのまずいうなぎも食べたことがあるし（名古屋栄で一番有名なデパートのお店だというのに）、逆にフワっを意識し過ぎて蒸し過ぎの水っぽいなんてものもある。
この「うなぎ家」さんのうなぎは、しっかり香ばしくカリッと焼き上げながら、身はしっとりとほぐれ、うなぎの味が堪能できる逸品。タレをかけ過ぎていないのもいい。このくらいの味つけなら、鱧のイトコの魚というのがよくわかる。物足りない人用に追加のタレが添えられているのもありがたい。

もうひとつ。廉価なお食事にありがちなのだが、メインはよくてもお米がまずいということもなかった。コストを下げるため、コメがまずい海鮮なんかにあたったこと、何度もあります。たしかに魚は値段のわりにいいけど…なんてね。
ここはお米もきちんとしている。うなぎの旨味をしっかり受け止めてくれる、やや硬めに炊いたご飯が美味でした。

それこそコストを下げるためですが、写真のうな丼と、小さな香のもの以外はなにもついていません。お吸い物もすべて別になります。
持ち帰りもほぼ同額だったかと。
とにかく廉価においしいうなぎを食べたいならおすすめできます。これは一尾の半分だけの一番安いうな丼ですが、量を増やしたものももちろんあります。
#和食 #うなぎ #うな丼