天美　純米吟醸　うすにごり　生原酒 R2BY 山口県下関市　長州酒造

Japanese Sake "Tenbi Usu-nigori"
jummai-ginjo shu

jummai: pure-rice sake (i.e. without added alcohol or sugar)
ginjo: made from highly polished rice using special technic

2021/05/11 開栓

天美うすにごりも二本目。
ガスが強い。油断したのか久々に栓を飛ばしてしまった。幸い家財にも酒にもダメージはない様子。

体調などの要因だろうか、一緒に取り寄せた、つまり同一ロットと思われる一本目の「うすにごり」より、こちらの方が美味しく感じた。一本目は花が開くまでしばらくかかった印象だったが、今回ははじめから良さがでている。あるいは以前、白ラベルの天美のときにも言及したトラベルショックか。もしかしたら移動や振動の影響を受けやすい酒なのかもしれない。

はたまた、栓が飛ぶような開け方をしてしまったおかげで、空気と一気に混ざり味が開いたか。

すっきりしている。白ラベルの天美に比べて甘味は控えめ、酸味がやや増してかすかな苦味。この苦味がうすにごりの特徴か？　好みは以前の方だが、これもなかなかどうして。大人の味だ。薄濁り。春をイメージした酒だろうが、春の乙女というより凛とした淑女。落ち着いている。飲んでいるうちにさらに開く。甘味、香りともに白いラベルの天美よりも控えめだが、物足りなさを感じさせないのはさすが。しっかりとした飲み心地が腑に落ちる。

肴はいつも定番にしているサラミ、山芋のチーズ焼き、河豚の子の糠漬け。それから自作の粒ウニのムース。

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