干しイチジクの生ハム・マスカルポーネ

Prosciutto-Wrapped Dried Figs with Mascarpone

以前にも投稿しただろうか、干しイチジクとマスカルポーネ・チーズを生ハムで巻いたもの。酒のつまみのほか、メインに添える簡単な一品としてたまに作っている。
この生ハム・マスカルポーネを初めて食べたのは学食だった。大学の正門前に突然できた小洒落たレストランで、とても生協とか学食とかの類には思えない洋風の。昼間からワインが飲めるというので仲間たちと行ったのだが、さすがに値段なりというかあまりおいしい店ではなかった。外観だけは場違いにお洒落なカフェという風態だったのだが…
たしかハウスワインとこれを注文したと思う。どちらも嫌になるほど甘ったるかった。午後の読書会で悪酔いしてしまいそうな甘い白と、輪をかけて甘いマスカルポーネ。マスカルポーネが甘すぎて生ハムの味はまったく分からなかった。こんなものを有り難がって食ってどうするのだろう、とかなり悪印象を抱いたはずだ。
もちろん、その後にまともな品を食べて見直し、自分でも作るようになったのだが。

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