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手料理
  • 2025/11/04
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【本日の俺飯】

みんなの投稿 (1)
【本日の俺飯】連休あけは豚バラ入りなすドック弁当だZE!


11月1日、2日、3日と三連休であった
その間、東京に出向き、仕事あり、LIVEありと、そこそこに忙しく、しかし実に充実した日々を過ごしてきた。久々に身体の隅々まで感覚が冴えわたり、気力のほうはまさに全開。精神的にはバリバリで、ノリノリの状態であった。しかしながら、体力的にはすでに限界ぎりぎり。笑顔の裏で、足腰は悲鳴をあげ、まるっきりぶっ倒れる寸前である。毎度のことで恐縮だが、どうにも回復が遅い。年齢のせいか、三日間の余韻がそのまま疲労として残るのだ。立ち直るには、もう少し時間が必要かもしれない。だが、そんな中でも、心の支えとなるのは、やはり日常の小さな楽しみである


今日は弁当の日
しかも、メイン料理が用意されているという。これがまた嬉しい。朝から少し気分が上がる。さらにそのメインが、なんと“なす”である。ナスをまるごと使った一品。個人的には、これ以上の幸せはない。なすほど旨いものは、この世にそうそう存在しないと本気で思っている。煮ても焼いても揚げても美味い。皮の艶、実の柔らかさ、香ばしい香り――どの調理法にも応える懐の深さを持つ食材だ。しかも、今日はそのなすを使った「豚バラ入りなすドック」なのだという。なんて素晴らしい響きであろう


【レシピ】豚バラ入りなすドック
[材料 3人分]
なす 3本
豚バラ肉 80〜100g
スライスチーズ 1枚
ごま油 大さじ1
☆生姜すりおろし 10g
☆酒 小さじ2
☆醤油 小さじ2
大葉 適量

① 豚バラ肉は食べやすく切り、ポリ袋に入れ☆で約30分下味をつけておく

② なすに縦に深めに切り込みを入れ、肉を均等に挟んだら、ごま油をまんべんなくつける。

③ ラップをしてレンジ600W約5~6分加熱。熱いうちにスライスチーズを挟み、刻んだ大葉を乗せる。かるく醤油を落として出来上がり


出典はcookpadらしい
ナスに豚バラ。想像しただけで食欲が蘇る。煮たわけでも、焼いたわけでも、生でもない。電子レンジで蒸しただけの、実にシンプルな調理法。それだけで十分なのだ。なすの持つ甘みととろけるような食感、豚バラの脂の旨味、それらが一体となって口の中に広がる様子が目に浮かぶ。こうした素朴な料理こそ、疲れた身体にやさしく、心に沁みる。さすがはうちの奥様、である


さらに
ここに刻んだザーサイを加え、揚げなすとひらたけを胡麻油で炒めたものを添える。香ばしい香りが弁当箱の蓋を開けた瞬間に立ちのぼる様子が想像できる。そして仕上げに、ほんのり甘い玉子焼きが横に並ぶ。彩りも香りも見事で、まるで小さな定食屋のランチプレートのようだ。弁当という限られた空間に、家庭の温かみと料理の妙がぎゅっと詰まっている。作り手の工夫と愛情を感じる瞬間である


楽ちん♪楽ちん♪
調理が終わったあとのその一言に、少しホッとする。たとえ疲労が残っていようと、こうして弁当を完成させることができたなら、それだけで今日一日の始まりが明るくなる。朝の台所に立つ、あの少し眠い空気の中で、湯気と香りに包まれながら作られた弁当。人は不思議なもので、どんなに忙しくても、こうした“日常の決まりごと”があることで心が安定するのだ


思えば
こうして弁当を作り続けていること自体が、日々の小さな儀式のようでもある。季節の移ろいを感じながら、そのとき手に入る素材で工夫を凝らす。食べる人の顔を思い浮かべながら味を整え、盛り付けを考える。単なる食事ではなく、生活のリズムそのものになっている。疲れている朝も、弁当の準備が始まると、不思議と身体が動き出す。これはきっと、長年の習慣がもたらす“生活の知恵”なのだろう


東京で過ごした三連休の喧騒と華やかさ
その反動のように、こうした静かな朝の時間が、今は何よりの癒しである。あの熱気に満ちたステージの光と歓声を思い出しながら、台所の片隅で黙々と弁当を詰める。非日常と日常のあいだを行き来することで、人はまた元の自分に戻っていくのかもしれない


さて、今週も始まる
心身ともに疲れは残っているが、弁当がある。それだけで一歩前に進む力になる。豚バラ入りなすドックの香りを思い出しながら、今日もまた、気張って参りましょう
もぐもぐ! (12)