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【本日の俺飯】

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【本日の俺飯】麻婆茄子によるご機嫌弁当だZE!


昨日は休み
世間では飛び石連休の4日目にあたり、まとまった休暇を楽しんでいる人も多かったのかもしれない。しかし私にとっては、ただの一日休みでしかなかった。連休気分などどこにもなく、むしろ机の上にはやらねばならぬ仕事が山積みになっている。もちろん、それは日ごろの私の段取りの悪さに起因するものである。自分が招いた結果だからこそ、誰を責めることもできない


とはいえ
休みだからといって何もせずに一日を無駄に過ごすわけにはいかない。今回ばかりはダラダラせず、しっかりと体を動かした。というのも、この週末に東京から古い友人が遊びに来る予定があり、そのために部屋の片づけをせねばならなかったからである。積み重なった資料や書類を整理し、放置していた雑多なものを片づけ、必要な機器の配線を整える。さらにパソコン類のセットアップも行い、なんとか人を迎え入れる体裁を整えた。こうして汗をかきつつ一日を終えると、心地よい疲労感が残った。やはり部屋が整うと、気持ちも同時にすっきりするものだ


そんな一日の締めくくりとして
翌日の弁当作りも欠かすわけにはいかぬ。というわけで本日のメニューは以下の通り

①麻婆茄子
②玉子焼き 鮭フレーク入り
③ソーセージ
④海老餃子


これだけを並べると
実にシンプルで定番的な組み合わせに見えるかもしれない。しかし一つひとつには、それぞれの味わいや物語が詰まっている


麻婆茄子
説明するまでもないほどの定番である。昨夜の残りをそのまま流用したものだが、実のところ「残りもの」として扱うには惜しいほどに美味い。そもそも茄子という食材自体、この世で最も美味い野菜の一つであると私は思っている。その茄子をさらに美味くするために中華の技法を取り入れたのが麻婆茄子なのだ。濃厚な味噌と唐辛子の辛味、そこに油を吸い込んだ茄子のとろけるような食感が加わり、ただの一品料理以上の存在感を放つ。食べると舌の上に旨味がじわりと広がり、白いご飯との相性は言うまでもなく抜群である。昨夜の食卓で大満足を与えてくれた料理が、翌日の弁当箱でも力強い主役を張ってくれる


玉子焼き
定番中の定番。鮭フレークを混ぜ込んで焼き上げた。鮭フレークの在庫がこれで最後だったため、ある意味では締めくくりの一品でもある。鮭の塩気と卵の甘みが調和し、シンプルながら飽きのこない味に仕上がった。玉子焼きには各家庭ごとに独自のスタイルがあるというが、私の場合、こうした「ちょい足し素材」を組み合わせるのが好みだ。ちなみに鮭フレークが尽きたことから、先ほど新しい素材を仕入れてきた。次回の玉子焼きには、また違ったアクセントが加わるだろう。弁当作りにおける小さな変化は、毎日の食事にちょっとした楽しみを与えてくれる


ソーセージ
これもまた弁当には欠かせぬ常連である。焼いてもよし、茹でてもよし。何をどうしても一定の美味しさを保ってくれる安定の食材だ。ソーセージが弁当に入っているだけで、全体がどこか華やぎを帯びる。子どものころから慣れ親しんだ味だからか、口にするとほっとする安心感を覚える。これがメインでなくとも、しっかりと存在感を放ち、弁当全体の調和を取ってくれるのだ


海老餃子
弁当箱に詰めた瞬間から、なんとなく特別感を与えてくれる。ぷりっとした海老の食感が特徴的で、一口かじればじゅわっと旨味が広がる。普通の餃子とは一線を画す上品さがあり、弁当全体に変化をもたらす役割を果たしてくれる。これが一つあるだけで、弁当が「家庭の味」から「ちょっと外で食べるごちそう」へと格上げされる感覚がある


こうして完成した弁当は
テキトーなようでいて、実にバランスの取れた内容になった。野菜、卵、肉、魚介と揃い、彩りも悪くない。自分で言うのもなんだが、最高で最良の弁当ができあがったと胸を張れる仕上がりである


弁当作りは日常の小さな営みである
しかし、そこには日々の生活の積み重ねや、その時々の状況が反映される。残りものを活用しつつ、新しい素材を加える。定番を守りながらも、変化を取り入れる。そうした工夫が一つの箱の中に凝縮されている


昨日は休みでありながら
完全に休息とはならなかった。むしろ働きづめに近い一日だったともいえる。しかし、部屋の片づけを終え、弁当を整えたことで、心は軽く、前向きになった。東京からやってくる友人を迎える準備も整いつつあり、これからの時間が楽しみで仕方がない
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