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長い時間
心を鎮めて耐え忍ぶ必要があった、いささか気骨を折るような、気苦労の多い仕事がようやく一区切りつき、終わりを迎えた。最終的に得られた結果は、どうにもこうにも、完全には納得のいくものではなく、釈然としない部分が多く残るものとなってしまった。けれども、今はもう、その結果を受け入れ、良しとしようという心境に落ち着いている
心の中で沸き起こる感情を言葉にするならば
不満や異議申し立て、いわゆるクレームや文句といったものは、いくらでも申し立てることが可能なはずである。それだけの根拠はあり、当然の権利とも言えるだろう。しかしながら、そこはかとなく、今回の件は「そういうものだ」と割り切ってしまうことにした。不毛な感情のぶつけ合いや、徒労に終わるであろう詳細な追求は避け、指摘すべき点は最低限にとどめ、あとは静かに口を閉ざすのが最善と判断したのである
周囲の人々に
自分の抱える不満や、淀んだ嫌な空気をこれ以上、振り撒いてしまうのは、決して良いことではない。ここは一つ、大人としての振る舞いを見せ、心の中に多少のわだかまりが残ろうとも、気にせず前に進むべきだろう。「気にせずいこうホトトギス」という言葉が、今の自分の心境を代弁しているように感じる。ホトトギスが姿を見せずに夜も鳴き続けるように、内に秘めた思いは多々あれど、表には出さずに進むべき時だ。もちろん、腹の中では、いろいろな思いや葛藤が激しくせめぎ合ってはいる。しかし、その渦巻く感情に囚われてしまっては、せっかくの食事が不味くなってしまうだけである
そうは言っても
人生は続いていく。心を切り替え、本日の活力源である弁当の準備に取り掛かった。ということで、本日のメニューは以下の通り
①豚肉のピザ風」
②玉子焼き 食べるラー油きのこ入り」
③ちくわ、ピーマン、セロリの葉の炒めもの
①豚肉のピザ風」
②玉子焼き 食べるラー油きのこ入り
我が家の食卓や弁当にはお馴染みの定番メニューであり、今さら改めて特段の解説を加える必要もない。もはや日常の一部と化しており、その味わいには安心感と安定感が満ちている。いつ食べても変わらぬ、確かな美味しさだ
③ちくわ、ピーマン、セロリの葉の炒めもの
その名の通り、素材をそのまま活かしたシンプルな料理である。調理工程も極めて単純だ。まずは、ちくわを食感と見た目のアクセントになるよう、適度な厚さに輪切りにする。ピーマンは、口当たりを考えて細切りにし、香りの良いセロリの葉は、適当な大きさにざっくりと刻む。これらを熱した油で炒め合わせ、味付けは塩胡椒でベースを整え、さらに鶏がらスープの素を少量加えて旨味の深みを出す。仕上げとして、風味と香ばしさを加えるために、醤油を「さささっ」と素早くかけ回しただけである。これだけのシンプルな手順であるにもかかわらず、驚くほど美味しく仕上がってしまうのだから、ちくわという食材の持つポテンシャルは計り知れない。その手軽さと、他の素材を引き立てる能力は本当に素晴らしいと言える
そんな風に料理に集中し
手を動かしているうちに、本日も無事に弁当が出来上がった。いまだ、仕事の件で心の中には晴れないモヤモヤとしたものが残っているのは事実だ。しかし、このモヤモヤも、時が解決してくれると信じ、「なんとかしましょうホトトギス」と自分自身に言い聞かせる。悲嘆に暮れるばかりではなく、来るべき時を待ち、前を向いて歩き出そう。さあ、明日からは新しい一週間の始まりである。この弁当を食べて英気を養い、清々しい気持ちで新たなスタートを切ろうではないか