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jummai-ginjo shu
jummai: pure-rice sake (i.e. without added alcohol or sugar)
ginjo: made from higly polished rice using special technic
2021/01/25 開栓
念願の天美。年があけて、ようやく手に入った。
ご存知ない方のために書いておくと、この長州酒造は2018年にできたばかりの新しい酒造で(厳密には廃業しようとしていた酒造を買い取り、長州酒造として新生した)この天美 純米吟醸 生原酒 R2BYは、当酒造が初めて世に出した酒ということになる。
(このあたりの事情は以下のurlの記事に詳しい
https://sakestreet.com/ja/media/sakagura-choshu-shuzojo-yamaguchi
また、長州酒造のinstagramアカウントなどでも紹介されていた…気がする)
というわけで今回手に入れた瓶には「初めまして、天美です」のラベルがついていた。これはもちろん今回限りのようだ。
この辺の出自や事情は置いといて、天美という酒、2020年11月に出たのだが、方々でとんでもなく美味いと聞くのだ。初めて出たばかりの海のものとも山のものとも分からない酒で、みな珍しいものに群れているだけなのでは…と天邪鬼していたのだが、それにしても飲んだ方が皆旨い、凄いと口を揃えるのである。ならば飲んでみなければ、と思った時には遅く入手困難になっていた。ようやく手に入れて飲んだのは年明けである。
さて。
グラスの内側に細かい泡がついている。おだやかなマスカット香、主張は激しくない。口に含むとガスと酸に包まれて、甘味が溶ける。上等な干菓子のような品のよい甘味。じわっと口に広がり、そのまま粘膜に染みていくような。キレ味は鮮やかで、すっと抜けていく。かすかな葡萄の香と、葡萄の種を噛んだようなごく僅かな苦味を残して、だがそれもすっと消える。
アルコールはほとんど感じない。
こんなスッと消えてしまうのに、だが、味のカタチはくっきり舌に浮かぶのだ。これは凄い酒だ。いくらでも飲めそうな、しかし軽くもなく。個性もある。たしかに凄い酒だ。これは旨い。
からすみやサラミ、マグロユッケといったツマミを用意したが、どれにも負けることなく実に豊かな飲み口を味わわせてくれた。
あまりに旨く、また衝撃的で、この後即座に追加で2本取り寄せた。今回は幸い、すぐに2本を確保することができた。
#日本酒 #天美 #長州酒造 #和食